先日ベータ(β)アラニンが食品として厚生労働省に認可されました。
これまでは通販を利用して海外から輸入での購入でしたが、
ベータアラニンが食品として使用できるようになったということで、
これからは国産のサプリメーカーがベータアラニン商品や
ベータアラニンを使用した商品をより目にすることになりそうです。
ベータ(β)アラニンとは?
ベータアラニンは肝臓の中で作られるアミノ酸の一種。
『カルノシン』と呼ばれる物の元になるもので筋肉に多く存在しています。
ベータアラニンとしての商品だけでなく、
海外製品のプレワークアウトサプリ(運動前に飲むサプリメント)
の中に含まれる成分の一つとして入っていたりします。
ベータアラニンの効果は?
主に以下の働きがあります。
- 高い運動パフォーマンスの持続
- 活性酸素から細胞を守る
乳酸の生成を抑制する
運動を行うと筋肉では筋力を低減して、疲労を引き起こす乳酸が作られます。
ベータアラニンはこの乳酸の蓄積を減らす働きがあります。
ということは高い運動パフォーマンスをより長く持続できる、
つまり持久力向上効果があるということになります。
ランニングやサイクリングをする方はもちろん、
筋トレの際にも効果を発揮します。
活性酸素から細胞を守る『抗酸化作用』
活性酸素はある程度は身体に必要ではありますが、
ありすぎると体の細胞を傷つけてサビつかせてしまう為、
老化の原因物質のひとつと言われています。
ベータアラニンにはこの活性酸素から細胞を守る『抗酸化作用』という働きがあるので、
いわゆる『アンチエイジング効果』というのを発揮します。
ベータアラニンの摂取タイミング・量は?
1回の利用量は3g~5g、
その量で1日1回または2回飲みます。
タイミングとしては食事の時、運動前、または運動中です。
ベータアラニンそのものに味はないのでパウダータイプならドリンクに混ぜても
味に影響はありません。
ベータアラニンは神経作用もあるので個人差はありますが
摂りすぎると身体(頭や首や手など)が焼けるような感覚や、
ピリピリした(ジンジンするような痺れ)感じがする症状がでてきます。
(アラニンショックとも言われています)
有害なものではないのですが、
もしその感覚がを不快に感じるようでしたら量を減らしてください。
食事から摂れる?
主に鶏胸、カツオ、マグロから摂れます。
100g食べれば1gちょっとは摂れます。
ベータアラニンの商品の紹介
現在は”まだ”ベータアラニンサプリとしてはまだ海外のメーカーが主流です。
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いずれ少しずつ国産メーカーもベータアラニンサプリの商品を出してくるはずですし、
他にも運動中のスポーツドリンク商品内の一成分として
ベータアラニンが含まれたものが開発され、
スーパーやフィットネスクラブのドリンク販売スペース並ぶだろうと思っています。
ランニングされる方はまず試すかもしれませんね。
終わりに
食品として認可されたベータアラニン。
これからベータアラニンが含まれたサプリやドリンク製品が開発されて、
CMなどTVで『運動中のパフォーマンス向上にベータアラニン!』
というようなベータアラニンという言葉を耳にする機会が増えるかもしれませんよ?
ちなみに本日のトレーニングは背中A→肩(リア)でした。