自重トレとしては結構ハードル高いチンニング(懸垂)
上半身(特に背中と腕)の力が上がってくるとプレートやダンベルを使って、
負荷を増やして行うことになります。
その際に使用する『ディッピングベルト』
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このディッピングベルトを使用して重り(プレートまたはダンベル)を追加する際、
重りの位置を気にしてセットされているでしょうか?
加重チンニングを行っている人のほとんどは姿勢が後ろに倒れているのにプレートは身体の前になっとるんだが、重力の事を思うと身体の後ろだよねr( ̄へ ̄)#背中トレ pic.twitter.com/mbYJizVWnA
— 𝑲𝒆𝒏𝒋𝒊 𝑬. 𝑵𝒂𝒌𝒂𝒔𝒉𝒊𝒎𝒂 (@kenjiusjp9807) May 14, 2019
重りは身体の前?それとも後ろ??
チンニングを上記画像のように
身体を後ろに倒したもので行う場合ですが、
この動きにプレートなど重りを追加して行う際、
重さのかかり方というのは以下の画像のようになります。
身体の前にチェーンと重りがくるようにセットした場合、
チェーンが股関節と脚に少し乗ってきて下に垂れ下がる、
上記画像左側のようなイメージになります。
重さで股関節より下が後ろに押されるようになって、
上体を後ろに倒した姿勢をキープするのが難しくなってきたり、
姿勢を固定するために股関節や脚に力が入ってしまうのではないでしょうか?
ではグルっと180度ベルトを回して頂き、
チェーンと重りを身体の後ろに持ってきてチンニングをやってみましょう。
そうすると上記画像右側の絵のようになります。
先程よりも股関節や脚の力を必要としなくなり、
フォームの安定感が増して動きやすくなるはずです。
ぜひ、試してみてください。
試しにディップスでやってみよう
ディッピングベルトを使用する種目としては他に
胸(特に胸の下部)、三頭をターゲットにした『ディップス』があります。
ディッピングベルトを装着し
チェーンと重りを通常の身体の前(上記画像左側)
ではなく後ろにして頂き、
胸の下(胸筋下部)をターゲットとするべく股関節を曲げ、
前屈みになるフォームを作ってください。
上記画像右側のように負荷がすこし股関節(ヒップ)、
または脚にいくらか負荷が乗ってきて、
お尻が前に押されるような状態に抵抗するように力が入ってしまったり、
前屈みにしていたフォームが固定し辛くなってくるはずです。
それにより本来かかるはずの負荷も少し下がります。
そう思うと胸の下をターゲットとしたディップスの場合は
重りは身体の前にセットしたほうが動きやすいですよね。
ポイントは重力です
今回のようなトレーニングの際の負荷の向きというのは
『重力の方向である』ことが重要なポイントになります。
ディッピングベルトに重りを付けたら、
重りの位置は何も身体の前である、と決まっていません。
今回ご紹介したチンニングのように姿勢によっては重力の方向を考慮して
重りは身体の後ろ側でもいいはずですよ。
終わりに
今回ご紹介したチンニング以外にも、
負荷がかかる向きが重力の方向であるのは、
ダンベルやバーベルを利用した種目がそれにあたります。
もしこれらを使用する種目でうまく使いたい筋肉に効いている感じがしない、
と思う種目においてフォームもそうですが、
重力の方向に注目してみてはいかがでしょうか?
少しでも重力を味方に( ̄ω ̄)b
ちなみに本日のトレーニングはオフです。