最近は様々なトレーニング種目が登場してきたからか
『背中の種目は何やってる?』
『腕の種目は何やってる?』
という質問はよくでてくるジム内での会話ですが、
それらの質問に対して答えるとその次の質問が、
同じ種目に関するアドバイスよりも
質問者がしたことのない種目のやり方といった事に関する会話が増えてきたように思います。
ほとんどの場合、その部位に対して大きくしたいから、
または成長が止まっていてその状況を打開しようとしてその質問をしていると思いますが、
お互い同じ種目を行っていた場合、意外と『それは知っているからいいや』
といったような反応をされている所を目にしますが、
結構ヒントになることや、
それまで知らなかった動きのバリエーションが隠れていたりしますので、
聞いて損はないはずです。
同じ種目でもその中身は違うかもしれない
例え同じ種目を行っていたとしても『全体の動きは一緒、この人とは扱う重さが違うだけ。』
ということはあり得ません。
例えば以下のような部分が自分とは違う点があるかもしれません:
- フォーム
- 可動域
- 軌道の
- グリップの握り方
- グリップの握る位置
- テンポ
- 動きのスピード
- 対象筋以外の筋肉の状態
いかがでしょうか?
ざっとリストアップしてみましたが、
これらが1点でも違うところがあればそれこそ試す価値ありです。
例えばダンベルなんて握る位置変わると結構効き具合変わったりしますよ。
導入のしやすさ
初めて行う種目ですとその種目の全体の動きのイメージが掴みにくかったりしますので、
動きによってはハードルが高いかもしれません。
特に最近流行る種目というのはちょっと動きが複雑だったりしますので、
- どこの筋肉をターゲットに動かすか
- どのようにその筋肉がついているか(起始・停止)
- どのようにその筋肉が動いているか(縮む、伸びる)
といったことがわかっていないと、
ただ単におかしな動きをしているだけになります。
それとは反対にこれまでも何十回、何百回と行ってきた種目であれば、
初めて行う種目と違い動きには慣れていますから、
アドバイスで得た方法も取得しやすいはずです。
その人の動きをみてみよう
もし質問する場所がジムエリア内でしたら、
長時間その人への質問に時間をかけるのはあまりよくありません。
ある程度の区切りがついたら質問は一旦ストップし、
その人にはセットに入って(トレーニングをして)もらいましょう。
もし質問したものと同じ種目でしたらその人の動きを見てみましょう。
この時もまたアドバイスを受けた方法を中心に、
先程述べた点(フォームや動きのスピード 等)を踏まえて見ます。
最初は良く解らないかもしれませんが、
一つでもポイントを絞ってみてください。
その後は感謝の言葉も忘れずに。
終わりに
同じ種目だからこそ、そこに改善のヒントがあるかもしれません。
もし次回誰かにアドバイスを求めるようでしたら、
その人と同じ種目に対してどう行っているのか聞いたり、
動きを見てみてください。
もちろんジムエリア内では話しかけるタイミングと会話時間に気を配りながら。
ちなみに私の本日のトレーニングは背中C→肩(リア)でした。