スミスマシンを安全に、かつ高重量を扱ってトレーニングを行う方法

フリーウェイトエリアでは大抵パワーラックと一緒に設置してある『スミスマシン』。
スミスマシンを好んで使用するトレーニーは数多くいますが、
扱う重量が増えてくると、とある問題に直面します。

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スミスマシンとは?

パワーラックと違い、軌道が固定されているバーベルのマシン。
以前はバーが地面と垂直に上下しかしませんでしたが、
今はそれが斜めになっている『スーパースミスマシン』と言うのもあります。

軌道が固定されているのでバーベルを利用したものより

  • バランスがとりやすい
  • けがをしにくい

といったメリットがあるのですが、
ある程度重量を扱えるようになるとスミスマシンならではの問題がでてきます。

扱う重量が増加することででてくる問題


それはセット前後の『フックから外す』『フックをかける』
動作が難しくなる点です。
スタート時は上記の写真のようにバーはフックにかかった状態です。
そこから外してスタート、
そして終わる際にはフックにかけるという動作で手首の動きが出てきます。

例えばスミスマシンを利用してベンチプレスを行う際には
下記の画像にあるような手首の動きがでてきます。
絵のクオリティはさておき、赤丸の部分が
手首が曲がっている、手首を立てている状態です。

この動きがスミスマシンで扱う重量が増えてきた際、
スタート時はまだ問題ないかもしれませんが、
フィニッシュ時は結構疲労もしているため、
フックをかける際に手首を痛めるリスクが高まります
加えてフックを大きく回さないといけないタイプだったり
バーが太いタイプのスミスマシンの場合、
手首にかかる負担はさらに増えます。

またスクワットの場合、フックを外すとバーを担ぐ位置が変わるので
バーをかつぐ場所によっては痛くて扱う重量に制限がでてしまうかもしれません。
自身が利用するスミスマシンの使用重量制限まで重量を増やしているのでしたら、
これ以上は安全都合上増やせないので仕方がありませんが、
そうでもない場合、重量が増やせなくなってしまうのは困りものです。

合トレやパーソナルトレーニングの場合は一緒にいる人に手伝ってもらえるので
それらの心配はいりませんが、課題は一人で行う場合です。

解決法


一人でスミスマシンで高重量を使用したトレーニングを行う際、
上記の問題の解決の為にはフックを外す、またはかける動作を省けばいいのです。

その為にセーフティーブロック(エスケープキャッチ)を
ボトムポジション(バーが一番下がる場所)に合わせてセットし、
そこからスタートという方法をとるのです。

参考動画です。(YouTubeから)

スミスマシンでのベンチプレスとなると
設置するセーフティーブロックの関係で少し可動域が小さくなってしまうかもしれませんが、
手首を痛めるよりはまだマシなはずですが、
そうやってトレーニングされている方はあまり見かけないですね。

ボトムポジションからスタートするのも
違う刺激になっていいですよ。

念のためリストストラップを使用するか、
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手首をしっかり固定するための前腕のトレーニングを行うのもいいですよ。

終わりに

スミスマシンを使用しての高重量トレーニング。
もしフックの問題で扱う重量に制限をかけている様でしたら、
今回ご紹介した方法を試してみてください。

少しでも安全にトレーニングを行うために。

ちなみに本日のトレーニングは背中B→肩(リア)→前腕でした。

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