背中を鍛えるトレーニングには『引く』動作が中心になります。
この引く動作の時に課題となるのが“前腕”や“握力”。
ラットプルダウンやダンベルローイングを行っている時に
握力がなくなりバーを握り続ける事ができなくなったり、
前腕が痛くなってしまったりして
背中が疲労する前にセットを終えてしまう経験がありませんか?
その問題の解決策としてパワーグリップを使用したり、
[itemlink post_id=”2945″]
前腕が弱いと感じ、リストカールなど前腕のトレーニングを行うことで
これらの課題を克服しようとするわけですが、
殆どの方の場合それは逆効果で、実は『前腕が硬い』ことが問題です。
この課題が解決できるとより背中のトレーニング効果がUPしますよ!
前腕をチェックしてみよう
まずは前腕の状態を確認してみましょう。
腕を伸ばして下記の画像のように手首を曲げれるだけ曲げましょう。
曲げたら下記画像の①の部分を押してください。
続いて②の部分を押します。
いかがでしょうか?
もし痛かったらこの部分の筋肉が張っていることが原因で、
前腕が痛くなったり、握力が持たない原因になっている可能性があります。
もし張りが強い状態で前腕のトレーニングを行ったとしても、
手の甲を肘に向けて曲げる動き(伸屈)はできても
あまり手のひらを肘に向けて曲げる動き(掌屈)ができなくて
前腕のトレーニングが効果的に出来ていないという事もあり得ます。
ということで①と②の筋肉に張りがあるようでしたらほぐしましょう。
この部分は手が空いてたらいつでもできるほぐしやすい箇所です。
前腕が硬くなる原因
前腕が硬くなりやすい方は以下の通りです。
- 猫背
- 肩こりがひどい
- デスクワーク
- よくPCやスマホに触る
これらの場合、特に意識していなくとも腕の捻じれが生じやすくなり、
手首や肘の痛みや違和感を感じる原因になったりします。
またPCやスマホ操作をよく行う方は指を細かく動かすことが多く、
それが前腕の疲労にも繋がります。
というのも指の動きと前腕の筋肉には繋がりがあるからです。
試しに前腕を見ながら指を動かしてみてください。
指を動かすと前腕のどこかが動いているのを確認できます。
前腕以外の箇所も確認を
上記でも挙げた前腕が硬くなる原因として
『猫背』と『肩こりがひどい』点をあげました。
これは肩の位置が前にずれやすく、
『巻き肩』になりそれが腕の捻じれを引き起こします。
試しに気をつけの姿勢で立ってみてください。
そして背中を丸めて猫背姿勢を作って頂くと
両手の位置がが身体の前になるだけでなく、
両手が内側に向いてきます。
これにより腕の捻じれを引き起こす→前腕が硬くなる原因に
と繋がってきます。
これを改善するには上半身の改善が必要です。
ぜひ参考にしてください。
【こんな症状が出ていたら注意】腹筋運動を頑張る方へ確認して欲しい3つのコト
巻き肩を改善して上腕二頭筋を太くしよう
【肩こり、筋トレ効果UP】仕事中にもできる小胸筋のケアとやり方
上半身の筋トレに。”肋間筋”を気にしてみよう
手首を固定して握れるようにしよう
前腕の筋肉の状態(コンディション)を改善する事と併せて
行いたいのが手首(グリップ)をしっかり固定して握ることです。
気づいていない方は多いですが、
これができておらずトレーニング中に前腕の筋肉の伸縮(伸び縮み)
が起こることで前腕が疲れたりします。
他にも手首をまっすぐにしてグリップを持っていたのに
いつの間にかまっすぐで無くなっていたり、
グリップを握っている手が痛くてマメができたり、
グローブに穴が空いてきたりします。
もし自分がトレーニングしている施設にMAGグリップが置いてありましたら、
ぜひ使用してみてください。
MAGグリップは手首が固定した状態でのトレーニングがしやすくて
握り方の参考にもなりますからおススメです。
[itemlink post_id=”1858″]
あわせて読みたい:MAGグリップを利用して握力と前腕が疲れる問題を解決へ
終わりに
背中のトレーニングで恐らく誰しも直面する
- 握力がなくなってきてバーを握り続ける事ができなくなる
- 前腕が痛くなる
問題と考えられる原因、対処法についてご紹介しました。
これらの問題の解決には時間がかかるかもしれませんが、
徐々に背中に効いてくる感覚が増すと同時に、
腕がそんなに疲れなくなってくるはずです。
ちなみにσ( ̄ω ̄)の本日のトレーニングは背中A→胸A→肩(サイド)→腹筋です。